土屋順史の公私日常

2016.12.09

地鎮祭の手順や準備するもの、費用はどのくらい?

施主様がすべて準備する場合ももありますが、最近では建築業者が手配してくれたり、当社のような地元のイベント屋さんに依頼して一式の手配をすることが増えてきました。

地鎮祭は工事や転居に着手する際の、日本古来より伝わる重要な神事として位置づけられており、当社では、その重要な地鎮祭を古来よりの正しい形で執り行っております。

地鎮祭とは?

地鎮祭は、一般的に「ぢちんさい」「ぢまつり」と呼びますが、正しくは「とこしずめのまつり」と訓みます。工事の着工時に行う場合は起工式として行うこともあります。

地鎮祭の期限は古く、持統天皇の御代(西暦690年)にはすでにこの祭りの記録があり、古代より土木・建築・建築物取得・大規模修繕に伴う重要な祭りとして行われてきました。

地鎮祭は、私たちの人生にも誕生以来色々な区切りがあり、その時々にまつりをおこない無事発展を祈る事と同じく、建築を行う場合の安全祈願や住まう方々の未来永劫なる無病息災、家内安全等をその土地の守護神に祈願する大切な祭りです。

また、工事の進展に伴う祭りとして、上棟式や竣工祭を行いますが竣工祭は無事完成を祝い、清め祓いを行うとともに末永く無事繁栄を祈ることを目的としています。完成後は神棚を設けて神札(おふだ)をおまつりすることも大切なことです。

地鎮祭の流れ

当社が執り行う場合の、地鎮祭の一般的な流れは以下のようになります。あくまで一例ですので、場合によっては一部変わってくる場合もございますが、当社では古来よりの正しい形で執り行うことに重点をおいております。

地鎮祭式次第

※手水(てみず):まず神事会場に入る前に手を洗い、心身を浄めます。

  • 一、開式の儀
  • 一、修祓(しゅばつ)
    神様をお招くにあたり、失礼のないように、諸々の穢れをお祓いする。
  • 一、降神の儀(こうしんのぎ)
    祭場に神様をお迎えする儀式を行う。
  • 一、献饌(けんせん)
    神饌を神様にお供えする儀式を行う。
  • 一、祝詞奏上(のりとそうじょう)
    神職が祝詞を奏上し、祈願する。
  • 一、清祓の儀(きよはらいのぎ)
    敷地全体のお祓いを行う。
  • 一、地鎮(じちん)之儀
    鎌鍬鋤の儀(苅初の儀・穿初の儀・鎮物埋納の儀・鍬入の儀)を清砂を使って行う。
  • 一、玉串奉奠(たまぐしほうてん)
    玉串を神様に奉り拝礼する儀式を行う。
  • 一、撤饌(てっせん)
    神饌を神様の前からお下げする。
  • 一、昇神(しょうしん)之儀
    お迎えした神様にお帰り戴く儀式を行う。
  • 一、閉式之儀
  • 一、神酒拝戴
    神様にお供えしていた御神酒をお下げして、かわらけにて頂戴する。

地鎮祭の準備物・費用について

地鎮祭を執り行うには、会場の設営と、祭壇まわりの準備がとても重要です。当社では下記のような準備を行います。

・祭壇(無垢)
・白木胡床
・奉献台、神事白布
・祭具(三宝、平瓦、瓶子、水玉)
・切麻、大麻
・刈初、穿初用具(鎌、鍬、鋤)
・神籬まわり(紙垂含む)
・神饌(供物等)
・清砂、清竹、注連縄
・手水一式
・祭具用具式典用水引装飾
・式典用テント(雨天時)
・設営撤去運搬一式

※この他に、神官様への初穂料が必要となります。

神事式典会場

地鎮祭の費用としては規模や内容によりますが、例えば当社にご依頼いただいた場合には上記一式で60,000円から承っております。

当社の対応エリア 

伊東市・熱海市・伊豆市・伊豆の国市・沼津市・三島市・富士市・下田市・裾野市・賀茂郡(東伊豆町・河津町・南伊豆町・松崎町・西伊豆町)・田方郡函南町・駿東郡(長泉町・清水町・小山町)

※富士市・富士宮市・御殿場市や神奈川県西部や、ここには掲載されていないその他地域の方もご対応可能な場合がございます。お気軽にご相談ください。

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